The Year-End Cleaner

というか、今朝の日米画像付き会話中、森が掃除道具を手に取ったので、母親が帽子をかぶせたところ、必殺すす払い人的風情となる。
  


She looks good in a hat.

英語の大掃除は「春掃除」some spring cleaningやa spring-cleanで、spring-cleanで動詞にもなる。
春めいて、窓やドアを開けて空気を入れ換えながら、というイメージ。
日本にしても、暮れのあとは「新春」。
たとえば、

  I’m giving my apartment some spring cleaning/a spring-clean on the weekend.
  I think it’s time to spring-clean my place.

生活全般(物質面精神両面)の整理整頓リフレッシュという意味で、

  I realize I should spring-clean my life.

120%感を出したいなら、DEEPを使い、a deep cleanやdeep-clean(動詞)で

  This carpet is in desperate need of a deep clean.
  I finally got to deep-clean my garage.

  HAPPY CLEANING!

ぼくのヤバイ病い

また病気が出てしまった。

「ばんざい」と言えば、快作カルト映画『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシーThe Adventures of Buckaroo Banzai Across the 8th Dimensionの名セリフを思い出す。なぜなら、スーパーへ行こうが、スーシティへ行こうが、この病いはついてくるからだ。かなりよく知られたそのセリフは、唄うのを止めたピーター・ウェラーが、暗さのど真ん中にいるエレン・バーキンに言う、

  Wherever you go, there you are.
  「どこに行こうと自分がついてくるんだ」

である。
 大枚100円だったせいもあるだろうが、ときめきの逡巡の末、この袋に手が伸びたのだ。
 何故だろう、こうした考案者を”恥ずかしい” ”低レベル”と見做すことを捨てたのは?
 いつだろう、こうした言語遊戯を愛するようになったのは?

大仏たちと小仏たち

駅前のポップアップショップに、こんなシャツやトートバッグが置いてある。
「大仏があなたを見ています」。あはは、なんだかユーモラスで背筋が伸びる。

同じようなフレーズだが、ポリスのEvery Breath You Takeには、I’ll be watching you….がある。歌手を女性にしても、やはり怖いだろうなぁ。
 が、もっともっとトータルに怖いのが、ジョージ・オーウエル作『1984年』に出てくる
  BIG BROTHER IS WATCHING YOU
という標語ですね。「お兄ちゃんが見てるからね」とでも訳せるけれども、この「お兄ちゃん」が実は完全管理・警察・専制国家のコントロールの象徴で、大学初年に小野協一先生の推薦図書にあったなぁ。
 その60年後、彼の地がそうなりつつあることを耳にし目にする度に心が痛む。対岸の火事とは思えないしね。
 ポップアップショップの若い担当者に、あの小説がヒントに? と尋ねたところ、「ああ、そうなんですね」という軽めのお返事。心で、”「大仏」が良い。お見事!”と言って、写真を撮らせてもらった。
 「仏」と言えば、今日もデジタルで話をしながら「小仏」の写真をパチパチ撮った。Riki君、そしてMoriちゃんはLittle Buddhaたちだ。自由に考え、笑顔を忘れず、頑張れー!


 

Ambiguity 両義性・多義性

「思い出のナニナニ」という大テーマで、携帯のAIが勝手に写真をあれこれ送りつけてくる。
 この片瀬海岸での写真もそうで、このサーファーが陸へ向かったのか海へ向かったのか覚えていない。期せずして、ambiguous「両義的な」思い出の一枚になった。

Mauka or Makai?

 ひとつの語・表現・事象などについて、2通り、あるいはそれ以上の解釈が可能なことを、ambiguityという。それを説明する便利な一葉を送ってくれたAIに、AIAIO!を送る。
  A picture is worth a thousand words.
かな。タイトルは、ハワイ語で「山へ? 海へ?」。
 どちらに行くにせよ、あるいは佇んでいるにせよ、その多義性いいじゃんと自画自賛

ユーモアの基本

基本の大御所はWord playまたはpunningで、ある語が複数の意味を持つことを利用したもの。

言語遊戯の基本。ここでは
character: 文字、キャラ・人物 ここではディズニーのキャラ・オン・パレード
capital: 大文字、首都 ここではご存知ダブリン

 「父」をダシにした作品ですが、それなりの味があります。
 但しこれは目に楽し、言うは苦し。
 と思ったが、口に出せばよく転がってそれなりに楽し。

いわしておけば?!

ぼくの義理の父はプロペラ機を持ち、かつ操縦し、
冷戦スタート時の米人の例に漏れず、
また竜巻街道の住人だったこともあり、
地下室に様々な缶詰をぎっしり蓄えていた。
その娘であるカミサンも、SNSに妙な情報が飛び交う中、
缶詰を少々注文した。
ぼくはサバイバルしてきてしまったがサバイバリストではない。
台風の前に決まっていそいそするカミサンは違う。
その缶詰だ。

鰯だ。弱き魚、汝の名はCrown Prince「皇太子」。
「槍持ち」なんて名付けてはいけないのは承知だが、
ここまで持ち上げて初めて浮かぶ鰯かなというところか。
さらに威勢の良いのもある。

「王の中の王」。王冠のマーク。魚のチャンピオン。
「魂の王国の王」ならジーザス・クライストを
表すこともあるし、同名の、青い目のジェフリー・ハンター主演の
映画もあったなぁ。
四角い岩に彫ったようなタイトル。いかしていた。

手描きだろうな。

また、こんな盗用?もある。

なぜかというと、「海のチキン」は「白ビンナガマグロ」のことで、Fishermen referred to white albacore tuna as “chicken of the sea”. It was so called because of the white color of its flesh and mild flavor reminded them of chicken.とあるように、白いところとその味から来たものだ。sardineはin olive oilでもin waterでも、鶏とは言いがたいが、ま、It is what it is.である。

それから、まさかのアングルから撃ってきたものがある。

デューク、売れるのか? exit woundsが見えないから大丈夫か?
King Oscarは昔のノルウェー王だとか。いま、貴国も大変だが、
また見かけることもあるでしょう。

ご存知。
「すし詰め」: packed like sardines
「ぎゅうぎゅう詰め」: squashed like sardines(こちらは「つぶれた」感じ)
イタリアの大きな島Sardinia: 名の由来は残念ながら不明とのこと。「鰯」は伊語でsardinaだから鰯の王国、とはいかないのかな。

A Bold Piece of Art 大胆なるアート

姉にささやかな届け物をした。
ついでにベランダからミニピーマン1個、
赤唐辛子をひと茎、
バブルラップに包んで忍び込ませた。
そしたら早々に、画像が送られてきた。

!!!!!!! 剛胆無比。こんなに走ってしまえるのか!
家族に馬賊がいたとはな。

オスカーよりもワイルドで
ビリーよりワイルダー。

おおピーマンか、よくぶら下がっておる、頑張れぇ。
Hang in there!
ヒューマンも負けずに頑張らんといかんかのぅ。(^0^)
This pic is for keeps.
この画像は手放せぬわいのぅ。(^_^)

Stellaについて ポップカルチャーより

ラテン語の「星」が語源の女性名だ。ペットのヤモリに付けるにはもったいないようなーー悪い、ヤモリ。
 ぼくも星の数ほど多いファンの一人だが、ジャズピアニストのビル・エヴァンズにはStella by Starlightという、まあなんとも美しい名の曲がある。「星影のステラ」かな。
 映画『欲望という名の電車』では、マーロン・ブランドーが演じるスタンリー・コヴァルスキーの妻がステラだ。そのスタンリーが家のすぐ脇の道から妻のいる2階に向かって、許しを請うようにSTELLAAAA!と叫ぶシーンは、この映画の中は勿論、映画史での名場面とされている。「星」を見上げるStanley(「石の原」)という語源的イメージがあるかも。学生の頃、この「ステラアアアア!」を真似てみたものだ。職場の外国人の同僚にも結構いて、妻・恋人の名に代えておどけていた。この場面はStellaaaa!で検索すると見ることができる。ブランド―といえば、彼に演技を教授したのが、これまたステラ・アドラー氏で超著名なコーチだ。
 B moviesの星、ステラ・スティーブンズもいた、懐かし。
 星間旅行をテーマに壮大なスケールで人の居場所と愛とを描いた『インターステラー』Interstellarは、inter(中間の)+stellar(星の)という形容詞だ。邦題「星々の間に」なんかはどうかな。物干し竿2本のイメージになっちゃうかも。ちなみに、stellar castといえば「豪華キャスト・出演陣」、stellar studentなら「優秀な・ピカ一の生徒・学生」といった意味になる。
 映画Back to the Futureで、マーティの母方の祖母を印象的に演じたあの俳優の名がこれまたステラ・バインズさんという。あれはstellar comedyだ。

Stella Baines | Futurepedia | Fandom

あのStella Baines!

読み返すにいとう興奮STELLARとぞ思ふ。

ヤモリとの遭遇

靴を履くと三和土に小さなヤモリがいた。おお、ご苦労さん、どうやって入ったの?と声を掛ける。ドアを開けるとヤモリも外に向かう。挟んで潰さないように完全に出切ってからドアを閉める。写真を撮る。

どうする、どっか行くか? と尋ねてみるがじっとしたままだ。あとで調べようと鍵をかけて出かける。

長く居たハワイでは、ヤモリが何匹もいた。英語ではgecko「ゲコウ」と呼ばれるヤモリはハワイでも縁起が良いとされ、家の中で段々大きくなっていく。家のあちこちで複数ですれ違ったり、静かな夜に「チッチッ」と鳴く。大きめのものは遭遇すれば怖いが、飛びかかって来ることはないし、蚊や蠅を捕るのでありがたがられるのは当然だ。

帰ってみるとヤモリはもういなかった。一瞬やや盛り上がったが、縁起を逃したかな。
ヤモリはguardian of the house、イモリはguardian of the wellとなる。
ハワイ語では、moʻo ʻalāと呼ばれ、mo’oが大小のトカゲや竜など、ʻalāは岩の意味で、そういえば岩によく登り、下りて草地に着地すると体色が緑に変わっていくのをよく見たなぁ。
マオリ語ではmokomokoだそうだ。mokoは孫なので、ちいさいちいさいということかな。
ヤモリにはStellaという愛称があるそうだ。Stellaといえば・・・